大津市の比叡山延暦寺では、世界遺産登録の３０周年を記念して西塔釈迦堂の本尊が７年ぶりに特別公開されます。

１３日、７年ぶりのご開帳となった延暦寺西塔釈迦堂の秘仏、本尊・釈迦如来像。高さおよそ８０センチで延暦寺を開いた伝教大師最澄の手彫りと、伝わる貴重な仏像です。比叡山延暦寺は、「古都京都の文化財」として１９９４年１２月にユネスコの世界文化遺産に登録されました。今年は３０周年にあたり、釈迦堂本尊の特別公開となりました。

今回の特別公開では、お堂の奥で華やかな光のアートを見ることができます。彦根城など、各地の文化財をデジタルアートで彩ってきたクリエイティブカンパニー、「ネイキッド」によるプロジェクションマッピングです。オブジェの白いたんぽぽに息を吹きかけると…鮮やかな花びらや綿毛が散華の如く、舞っていきます。比叡山延暦寺、西塔釈迦堂の本尊特別公開は１４日から１２月８日まで実施されます。